会社情報
設立年 | 1907年2月 |
上場 | 1949年5月 |
業種 | 食料品 |
事業内容
事業の系統図
業績
ビール業界の市場規模が小さくなってきていることが理由かは分かりませんが、業績は下がり気味です。しかし、キリンHDは酒類事業だけでなく食品や医薬事業も手がけているので、そこに可能性を見出せないか、決算短信などからヒントを得たいと思います。
株価のチャート
配当金の推移
年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年(予想) |
配当金額 | 51円 | 64円 | 65円 | 65円 | 65円 |
有価証券報告書によると株主還元については、重要課題と考えてくれているようです。売上は下げってきてはいますが、今後も配当を実施してくれそうです。
同業他社との比較
キリンHD | アサヒ | サントリー | サッポロ | |
時価総額 | 17,434 億 | 23,545 億 | 14,214 億 | 1,794 億 |
売上高(百万円) | 1,821,570 | 2,236,076 | 1,268,917 | 437,159 |
総資産(百万円) | 2,471,933 | 4,547,748 | 1,676,926 | 594,551 |
自己資本比率 | 36.2 % | 38.6 % | 51.3 % | 27.3 % |
利益余剰金 | 998,177 | 1,064,644 | 536,996 | 44,791 |
有利子負債 | 551,472 | 1,596,203 | 165,347 | 198,099 |
ROE | 6.9 % | 9.4 % | 8.4 % | 7.9 % |
ROA | 2.4 % | 3.4 % | 4.1 % | 2.1 % |
売上高で見るとアサヒHDが時価総額ともに一番規模がでかいことが分かります。
しかし、酒類事業部だけで見ると、少しは変わってくるかもしれません。
それぞれの会社でビールのブランドが出されており、私はどれも好きです。プレモルやエビス、黒ラベルとどれも美味しいですよね。
決算短信
2021年12月期(2021年1月1日〜2021年12月31日)
売上は、前期と比較すると約290億の減収でした。そして当期利益も約300億の減少。
海外のライオン社乳飲料事業の売却により、連結売上収益は減収。一方で、医薬品の協和発酵バイオなどは増益となった。
しかし、ミャンマー事業が政治やコロナの影響を受けたことも影響して当期利益は減益となった。
2022年の2月にはミャンマー事業から撤退する方針を発表しています。
セグメント別では、
・国内ビール・スピリッツ事業連結売上収益:6,613億円
・国内飲料事業連結売上収益:2,444億円
・オセアニア酒類事業:2,163億円
・医薬事業:3,517億円
🔘キャッシュフローについて
売上は下がったものの営業活動によるキャッシュフローは前期比で500億もプラスとなっています。
営業キャッシュフローは、「営業活動(商売)によるキャッシュフロー」で、売上や仕入、経費の支払など会社の本業でどれだけのお金を稼いでいるかを表します。 3つのキャッシュフローのなかで、最も重要なキャッシュフローである、プラスであることが基本です。
一方で、財務活動によるキャッシュフローは前期比で130億も費用が増えています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、営業活動及び投資活動を維持するために、資金をどのように調達して、返済したかを示す情報です。 例えば、成長過程にある企業が、自己資金以上の投資を積極的に行っている場合、多額の資金調達を行うため、財務活動による正味のキャッシュ・フローがプラスになる傾向があります。
🔘次期の見通し
まとめ
保有株数:65株(2022年5月4日)
セグメント別の売り上げ収益を見てみると、国内飲料事業だけでなく医薬事業や海外事業もそれなりの収益を出していることが分かりました。
国内だけでなく、海外にも販路を持っていることは大きな強みだと感じますが、ミャンマーの事業が減益となったように、海外の情勢に影響を受けることは認識しておく必要があるな、と感じました。
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